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乳液は化粧水と並び、スキンケアの基本アイテムのひとつです。とはいっても、面倒だからと化粧水だけで済ませてしまう人や、脂性肌だからと避けている人も多いのではないでしょうか。しかし、乳液をきちんと使わないと、肌が乾燥して肌荒れやシミ、シワなどの原因につながってしまうこともあります。適切な使い方をマスターして使いこなすことが大切です。そこで今回は、乳液の役割と使い方のポイントについて紹介します。
乳液の役割は、肌に潤いを与えて化粧水や美容液の成分を肌に閉じ込め、乾燥を防ぐことです。人間の肌はもともと角質層の保湿効果と皮脂膜のラップ効果によってうるおいが保たれており、これを肌バリアと呼んでいます。肌バリアは天然保湿因子(大半がアミノ酸)と細胞間脂質(セラミドやコレステロールなど)、皮脂膜から形成されていますが、それぞれに役割があり、どれを失ってもうまく機能することができません。洗顔後はこの肌バリアの一番表面を守っている皮脂膜のほとんどが失われ、肌が乾燥しやすい状態になっています。そのため、化粧水で失われた水分と美容成分を補う必要があります。しかし、化粧水はほとんどの成分が水でできているため、失った水分と美容成分を補うことはできても、保つ効果はありません。皮脂膜を失って、水分だけだとすぐに蒸発してしまいます。
そこで効果を発揮するのが乳液です。乳液は20~30%が油分でできており、水分の蒸発を防ぎます。また、バリア機能を構成する保湿成分であるアミノ酸が、角質層の中で安定して留まることができるPH値は弱酸性です。油分の不足した肌はアルカリ性に傾いてしまうため、乳液を使って油分を補うことで、肌を弱酸性に保つ効果も期待できます。このように、肌バリアを補って乾燥を防ぎ、肌を健康な状態に保つために乳液は重要な役割を果たしています。なお乳液といっても主に肌表面にふたをして乾燥を防ぐ役割を果たす保湿乳液と、日中の紫外線を防ぎ、紫外線によるシミやしわを防ぐために紫外線カット効果と美白効果を併せ持ったUV乳液、化粧下地として使用可能なティント乳液などがあります。朝は紫外線カット効果の高いUV乳液や化粧下地に使えるティント乳液を使用し、夜は保湿乳液を使うといった具合に、使用する目的に合わせて効果のある乳液を選ぶことが大切です。
乳液を使うタイミングは、基本的には化粧水や美容液を塗った後になります。乳液を先に使用してしまうと、油分が肌を覆っている状態になるため、化粧水や美容液に含まれる有効成分が肌の角質層まで浸透するのを邪魔してしまうからです。ただし、商品によってはブースターがわりに使ったり、マッサージクリームとして使用することで化粧水よりも前に使ったほうが効果的なものもあります。それぞれの美容効果をきちんと発揮させるためにも、推奨されている順番で付けるようにしましょう。新しい商品を使うときは、メーカーの取扱説明書をよく読んでから使うと失敗しません。乳液を付けるタイミングは、入浴後や寝る前など、夜のお肌のケアを行う時間帯です。顔を洗ったらすぐに水分と油分を補う必要があるため、化粧水と乳液はセットで使うようにしておきましょう。
ここでは、正しいスキンケアの順番を紹介します。誤ったスキンケアは、肌トラブルを招きます。 これから紹介する内容を参考にしながら、日々のスキンケアを振り返ってみましょう。
洗顔後の肌は水分量が失われている状態です。そこで化粧水を使うことで、肌に水分を与えてバリア機能を整えます。
さらに、美容液や乳液の浸透をよくする効果もあります。
ただし、肌質に合っていない化粧水は肌トラブルのもととなるため注意しましょう。必ず、肌質に合った化粧水を選んでください。
化粧水の次は美容液を塗ります。美容液とは基礎化粧品の1つであり、化粧水や乳液に比べて、肌をすこやかに保つ成分が豊富に含まれています。
ただし、価格も高くなりがちです。美容液は必ず必要なものではないため、必要に応じて導入しましょう。しみやしわが気になる方、化粧水と乳液だけでは保湿が物足りない方におすすめです。
使い方はいたって単純で、化粧水が馴染んだら美容液を人肌まで温めて、顔に塗るだけです。美容液を顔に塗った後は、手のひらで肌に馴染ませましょう。
最後は乳液を塗りましょう。乳液は油分が含まれており、化粧水で補った水分を閉じ込めてくれる役割があります。 そもそも、化粧水は肌にうるおいをもたらすものの、保湿する効果はほとんどありません。
化粧水だけでスキンケアを終わらすのは、ニキビや吹き出物などにつながるため、乳液でしっかりと保湿してください。 なお、乳液といってもテクスチャはさまざまです。しっかりと保湿をしてくれるものもあれば、軽いつけ心地のものもあります。
例として、乾燥肌はしっかりと保湿をしてくれるものが適しています。反対に脂性肌の場合は、軽いテクスチャのものがおすすめです。 自分の肌の状態に合った乳液を使用しましょう。
乳液の使い方にはちょっとしたコツがあります。適切でない使い方を続けると肌トラブルの原因にもなりえるのでしっかり確認しておきましょう。乳液を肌につけるタイミングは、化粧水が肌にしっかり浸透してからです。10円玉硬貨から1円玉硬貨ぐらいの大きさを手にとり、両手に広げた後、顔の中心から外側に向かって大きく円を描くようにしてのばしていきます。
まずは一番乾燥しやすい頬からつけ、次に広い範囲のひたい、あごの順番に伸ばしていきます。乾燥しやすい目元や口元などは必要に応じて重ねづけしましょう。テカリが気になる鼻は、最後につけるようにするとテカリにくくなります。肌になじませてみてべたつかず、適度にうるおいを感じるのがちょうどいい使用量の目安です。
人によって油分の量も異なるので、自分にちょうどいい量を見つけましょう。乾燥しているなら少し多めにつけるようにします。ただし、1日に何度もつけるのはかえって逆効果になるのでやめましょう。特につけすぎには注意が必要です。
量で調節する方法のほかにも、肌質に合った乳液を選ぶ方法もあります。乾燥肌の人は油分が多めのしっとりタイプ、脂性肌の人は油分が少なめのさっぱりタイプを選ぶようにするとつけたときのいやなべたつきを抑えることができます。肌を保護するなら、乳液をたっぷり使い、やさしい力加減で肌に押し込むように塗るのがポイントです。
スキンケアは、化粧水も乳液の両方が大切です。化粧水は肌に水分を与える効果がある一方で、保湿する効果はありません。 そのため、化粧水を塗っただけでは、補充した水分が逃げて肌が乾燥します。
そこで大事になってくるのが、乳液です。乳液は肌の水分と油分のバランスを整えて、皮膚にうるおいを与えます。
なお、脂性肌の方であっても、乳液は必要です。肌が乾燥すると、余計にオイリー肌を悪化させます。肌質によって適している乳液は異なるものの、基本的には必要なものだと考えておきましょう。
乳液を手で塗る方法がありますが、メリットとデメリットがあります。まずメリットとして、肌への刺激を抑えられることが挙げられます。摩擦を最小限にして乳液を付けられるため、肌トラブルが起きているときは手で塗るのがおすすめです。また、手で顔が温まり、血行を良くしてくれるのもメリットです。
化粧水もコットンのように吸収されることがないため、少量で経済的なメリットもあります。
一方のデメリットとして、塗る場所にムラが出やすい事が挙げられます。顔は凸凹としているため、鼻周りや目の周りはどうしても見落としがちです。そのため、しっかりと意識して化粧水を塗る必要があります。
コットンは手間がかかるものの、コットンならではのメリットがあります。 まずは顔全体にしっかりと化粧水を塗ることができるため、乾燥しがちな目元や口周りにもしっかりと水分を与えられます。
さらに、周囲を汚さず綺麗にスキンケアができます。他にもコットンで古い角質を拭き取れるため、肌の新陳代謝を促すことになるのもコットンのメリットです。
一方のデメリットとして、コットンは肌への刺激となることが挙げられます。 そのため、肌が敏感な方は刺激の少ないコットンを選ぶのがおすすめです。また、コットンは化粧水を吸収するため、使用する化粧水の量が多くなりがちです。なお、コットンが適してる化粧水は、サラサラしているものです。
乳液を塗るときは、化粧水を塗るときと同じように、肌をごしごしこすらないことが大切です。入浴後や洗顔後の肌は不安定で敏感な状態なので、余分な刺激は避けた方がよいです。普通の保湿乳液を使ってマッサージを行う人もいますが、乳液にはクリームほど油分が含まれていないため、マッサージするには滑りが良くなく、摩擦を与えてしまうこともあります。
マッサージを行うときは専用のマッサージクリームが適切です。また、肌には皮脂の分泌の多い場所と少ない場所があります。同じように塗ってしまうと、部分的にテカリやべたつきを感じる原因となるので、塗る場所の皮脂量によって使う量を調節するようにしましょう。
特に女性の場合、生理前は女性ホルモンの働きで一時的に皮脂の分泌量が増える時期があります。生理前にニキビができやすいのはそのせいです。この場合も、普段より付ける量を減らしたり、生理前だけさっぱりタイプの乳液に変えると、皮脂詰まりによる毛穴のトラブルやニキビトラブルの軽減につながります。
なんとなく使ってしまったり、べたつくからと使わないこともあったりする乳液ですが、実は想像以上に美肌作りをするうえで重要な役割をはたしています。水分と油分をバランスよく含んだスキンケアになくてはならないアイテムのため、使わないことで将来の肌年齢に差がつくことも。乾燥肌や敏感肌、インナードライに悩んでいる人は油分不足が原因かもしれません。使い方のコツを参考にして、乳液をしっかり活用してみましょう。