化粧水を手で付けると、手の温度で化粧水が浸透しやすくなる、適量を肌に付けられるなどといったメリットがあります。しかし、手で付けるときも何気なく付けるだけでは、効果が半減してしまいますので、適切な手順とコツについて理解しておきましょう。
化粧水を付ける前に手を石鹸でよく洗っておき、1回で使用する化粧水の半分から3分の1の量(目安は500円玉大)を手にとり、しばらく手のひらで温めておきます。肌が一度に吸収できる水分量は決まっていますので、化粧水は一度で適量をつけるよりも、数回に分けたほうが吸収率もアップするからです。冬場は手も冷えがちで、化粧水も体温だけでは十分温まらないため、電子レンジで数秒温めるという方法もありますので試してみましょう。
化粧水が温まってきたら、手のひらで顔全体に化粧水を優しくなじませていきます。このときに、目の周りや小鼻の周辺などの細かい部分や、乾燥しやすいUゾーン、Tゾーンは、指の腹を使って丁寧に化粧水を浸透させていくのがコツです。また、化粧水をなじませるときは顔の内側から外側に向かって付けることで、血流がよくなり化粧水の浸透もアップできます。
肌全体に化粧水をなじませたら、再び化粧水を手にとり、乾燥が気になる部分や細かい部分を指の腹で優しく押さえるように重ね付けすると、よりなじみやすくなります。手の熱で毛穴を開き、化粧水の浸透を高めるために、仕上げに両手で顔全体を包み、10〜15秒ハンドプレスしましょう。ハンドプレスを丁寧に行うと、肌がよりしっとり潤うようになります。最後に手のひらで肌を触ってみて、ピタッと吸いつくような感覚を得ることができれば、化粧水が浸透したサインです。