化粧水の多くは保湿化粧水や柔軟化粧水のことで、肌を保湿して整えることを目的として作られたものです。化粧水の成分の大半は精製水でできており、水に馴染みやすい保湿成分を有効成分として配合しています。
有効成分は商品によって違いはありますが、一般的にグリセリンやBG(ブチレングリコール)を基本成分として、他にも保湿効果の高いセラミド、グリセリン、コラーゲン、ヒアルロン酸、アミノ酸などが多く使われています。そのため、他のスキンケアアイテムに比べても、保水力が高いのがポイントです。
ふきとりタイプの化粧水は、古い角質や汚れなどを除去する効果の高い化粧水です。汚れを取り除くことが目的なので、手で付けるのではなくコットンになじませて使用します。
一般的にはピーリングに使われるフルーツ酸などの酸を配合しているのが特徴です。ピーリングほど肌に刺激を与えることがなく、不要な角質を優しく取り除くことで肌のターンオーバーを促進して透明感を高めます。使いすぎると乾燥肌や肌荒れのリスクがあるため、ふき取りタイプの化粧水は週に一度程度の活用が効果的です。バリア機能の低下している敏感肌の人や肌トラブルのある人は、肌に余計な刺激を与えてしまうため使用を避けたほうが無難です。
洗顔後に何もつけなければ肌はどんどん水分を失ってしまいますが、化粧水を使うことによって水分と美容成分を効果的におぎなうことができます。化粧水で水分をおぎなった肌は角質が柔らかくなりキメが整うので、次に使う美容液やクリームも浸透しやすくなるという相乗効果も。肌のキメが整っていると、透明感が増し、メイクのノリも良くなります。