クレンジング製品にはいくつかの種類があります。自分に合ったクレンジングを行うためにも、それぞれのクレンジング製品の特徴を知っておくことが大切です。クレンジング製品には大きく分けてミルクタイプ、クリームタイプ、リキッドジェルタイプ、オイルタイプがあります。そして、クレンジング力の強さは、ミルク、クリーム、リキッドジェル、オイルの順に強くなります。まずはそれぞれの特徴をみていきましょう。
ミルクタイプは、洗い流すタイプとふき取るタイプの2種類があり、さらりとしているのにしっとりとした使い心地です。ただし、洗浄力が弱いため濃いメイクは落とし切れない場合もあります。クリームタイプは、ミルクタイプよりも濃く、濃厚なクリームでしっかりしたテクスチャーが特徴です。こちらも洗い流すタイプとふき取るタイプがあります。ミルクタイプよりはクレンジング力も高めです。マッサージをするようにメイクとよくなじませてから落とすのが特徴です。
リキッドタイプはテクスチャーがサラリとしており、さっぱりした洗い上がりです。オイルフリータイプのものも多く、お風呂場で使えるものもあります。オイルタイプは、油分をメインに配合しており、短時間でしっかりメイクを落とすことができます。アイメイクも落としやすく、濡れた手でも使うことができるものも多くあります。
このほかに、利便性を追求したタイプとして、ふき取りシートタイプのクレンジングもあります。ふき取りシートは場所を選ばずにどこでも使える手軽さがあり、持ち運びしやすいので旅行用としても便利です。しかし摩擦による肌への刺激が強いため、毎日使うと肌に負担を与える恐れがあります。
このように、クレンジング製品の種類によって、メイク落ちや使い心地は異なります。クレンジングは肌に負担をかけるためなるべく洗浄力が低いものがいいと思いがちですが、洗浄力が低すぎるとメイクを落とすのに時間がかかってしまったり、メイク汚れが残ってしまったりして逆に肌に負担を与えてしまうこともあります。クレンジング製品を選ぶときは、自分の普段のメイクが短時間でしっかり落とせる洗浄力を持つタイプを選ぶことが大切です。