健康志向の高まりに比例して、注目されているオーガニック。「身体に元々備わっている自然治癒力を活かす」というオーガニックの考え方に魅力を感じる人も多いでしょう。天然の植物から抽出したオイルを使った美容法が注目されているのも、そうした背景があるといえます。
しかし、自然や身体によいイメージのあるオーガニックという言葉が独り歩きをしている感も否めません。ここで、オーガニックという言葉の意味を正確に理解しておきましょう。オーガニックとは「有機栽培」のことです。有機農法は化学的に合成された肥料や農薬を使用せず、できる限り環境への負担を減らした農法で作物を栽培することをいいます。もちろん、遺伝子組み換え技術も利用しません。しかし、堆肥などで土づくりをする有機栽培は、無農薬栽培や減農薬栽培など他の農法と混同されることも少なくありません。
無農薬栽培とは、栽培期間中に全く農薬を使用しない栽培の方法です。ところが、実際には畑の土に農薬が残っていたり、周りの畑から農薬が飛んできたりすることも考えられるため、「無農薬」と表示することは禁止されています。
一方、減農薬栽培とは使用する農薬を減らして栽培する方法のことです。ただし、減農薬の定義は定まっておらず、それを認定する機関もないため、「減農薬」と表示することはできません。
一方、オーガニックは化学肥料や化学的に合成された肥料は使いませんが、天然原料の農薬を使用する場合もあります。ただし、厳しい品質基準をクリアしているといった理由から、信頼して使えるのも事実です。オーガニック認証を表示している商品は一定の品質が保証されているといってもよいでしょう。
身体の持つ自然の力を引き出したいと考えている人は、オーガニック認証を受けたオーガニックのホホバオイルがおすすめです。