乾燥肌の人が美容液を選ぶときは、保湿力を重視しましょう。高い保湿力が期待できる美容液を使うことで、乾燥した肌の保湿効果も高まるからです。美容液で使われている保湿成分といえば、ヒアルロン酸やコラーゲン、グリセリンなどがよく知られています。なかには、化粧品メーカーが独自で開発した保湿成分を配合した美容液もあります。美容液を購入するときは、どのような保湿成分が使われているのかをしっかり調べておきましょう。
保湿成分の種類だけでなく、配合量もチェックポイントのひとつです。肌にうるおいを与える成分が配合されていても、配合量が少量であると十分な保湿効果が期待できなくなるからです。配合量については美容液を販売しているメーカーの公式サイトなどでも調べられますが、美容液のパッケージに書かれてある成分表示をチェックするとわかりやすいでしょう。
化粧品の成分表は、配合量の多い順番に記載することが法律で定められています。保湿成分が表示の最初のほうに書かれてある美容液は、保湿成分を多く含んでいるという意味になります。保湿成分がたっぷり配合された美容液を使うことで、肌への保湿効果をさらに高めることができるでしょう。
美容液の効果を実感しやすくするためには、使うタイミングや使い方を意識することも大切です。一般的に、美容液はクレンジングや洗顔で肌を清潔にしてから、化粧水をつけたあとに使用します。化粧水で肌が潤っていると美容液の浸透力がアップしますので、化粧水で肌にたっぷりと潤いを与えたらハンドプレスで潤いを閉じ込めましょう。美容液をなじませるときは重ねづけするのがポイントです。
まず、適量の半分を手にとったら手のひらで軽く温めてから顔全体になじませます。さらに、適量の半分を手にとって特に乾燥が気になる部分になじませましょう。仕上げにハンドプレスをして、全体がもっちりとしてきたら肌が潤ったサインです。
さらに化粧水や美容液の浸透をアップさせたいときは、ブースターオイルを使用するのもおすすめです。乾燥すると肌がかたくなり、化粧水や美容液が浸透しづらくなります。アルガンオイルなどのブースターオイルをスキンケアの最初になじませることで、かたくなった肌を柔らかくして化粧水や美容液の浸透を助けてくれます。天然のオーガニック成分を使ったブースターオイルなら、乾燥してバリア機能が低下した肌への負担も少なくできるでしょう。