ボディクリームを使用するときは、塗り方や塗る量によっても使い心地が変わってきます。ベタつきが気になる人や、乾燥肌に改善効果が見られない場合は、ボディクリームの適切な使い方ができていない可能性があります。自分のケア方法が間違っていないかチェックしてみましょう。チェック項目は大きく分けて、ボディクリームの塗り方と塗る量の2つです。
クリームを塗るときは、基本的に身体の外側から内側に向かって塗るようにします。こうすることで、リンパの流れに沿ってリンパ液の流れをよくし、血行を促進して効果的に手入れすることができます。ただし、リンパ腺はとてもデリケートな器官のため、力を入れてぐいぐい押さえるのは禁物です。また、クリームの量が少なすぎると、摩擦によって肌に刺激を与える原因となってしまいます。ボディクリームは適量を使うように意識し、力をこめずにやさしく丁寧に塗っていくようにしましょう。両手をこすり合わせてクリームをよく温めてから使うようにすると伸びがよくなります。
また、一度に全身をさっと塗るのではなく、パーツごとに分けて塗るようにします。最初は足のつま先から太ももにかけて塗り、つぎに手の指先から脇にかけて塗っていきましょう。腕や足などのパーツは範囲が広いため、手にとるクリームの量は500円玉大が適量です。かかとや膝、肘などのかさつきや黒ずみが気になるところはよく塗り込んでおきましょう。かかとにクリームを塗る場合は、クリームが床についたり滑ったりすることもあるため、ケア後はケア用靴下などを履いて保護します。
肩から首、デコルテは紫外線の影響を受けやすく、カサつきがちなパーツです。ただし、塗りすぎるとベタつきが気になるパーツでもあるため、100円玉大を手にとり、手のひらでよく温めてから様子を見ながら塗っていきましょう。お腹まわりとヒップラインも同様にします。かさつきが気になるところにはしっかりと、あまり気にならないところには少なめにという具合に、メリハリをつけて手入れするのがコツです。塗ったあとにベタつきが気になるパーツは、ティッシュやタオルなどで少し押さえるようにすると落ち着きます。ごしごしこすらないように注意しましょう。