ボディバターは保湿効果が高いぶん、間違った使い方をするとベタつきの原因になります。まずは基本的な使い方をマスターしましょう。
ボディバターは常温の状態では固体です。そのまま使うとかたいため、清潔な手に適量をすくいとり、軽くこすり合わせてから温めます。こうすることでボディバターに含まれる油脂が体温で溶け、なめらかな状態に変わります。ボディバターを手にとるときは、なるべくスパチュラなどを使うようにすると、最後まで清潔に使うことができます。1回に使う量はさくらんぼ大が目安です。特に乾燥の気になる部分にはやや多めに使うようにしましょう。ただし、少量でも保湿効果が高いため、塗る場所によって量をこまめに調節していくことが大切です。一度に大量に塗りすぎないように注意しましょう。厚く塗りすぎると肌に油膜が張ったようになり、重さやベタつきを感じます。ボディバターが柔らかくなってきたら、乾燥の気になる場所になじませていきます。とてもすべりがよいため、マッサージをしながらなじませるのもおすすめです。痛くない程度に加減しながら行いましょう。ゆっくりなじませることで肌への刺激を抑え、保湿効果もアップします。香りのよいものを選ぶと、香りによるリラクゼーションにも役立ちます。
ボディバターを使うタイミングは入浴後が最適です。入浴後は身体が熱を帯びており、ボディバターが肌になじみやすい状態になっています。やさしくハンドプレスをしながら丁寧にケアしていきましょう。かかとのガサガサ対策など、さらに保湿効果をアップさせたい場合は、ボディバターを塗ったあとにホットタオルでラップしておくとしっとりとうるおいます。ただし、長時間する必要はありません。2~3分を目安にトライしてみましょう。角質が厚くなっている部分は、時間を置いて少量を何度か重ねづけするのも効果的です。
ボディバターの使い方のポイントとして覚えておきたいのが、「お風呂上がりにすぐ使う」ということです。水分をさっと拭き取り、肌に水分が残っている状態のうちに使用しましょう。温まった身体で、ボディバターの伸びがよくなり、厚塗りによるベタつきを防止することができます。髪の毛を軽く拭いたあとに浴室内でじっくりとボディケアに集中してもいいでしょう。全身に使うのは重たいと感じる場合は、特に乾燥が気になる部分だけにピンポイントに使用するのもおすすめです。