クレンジングだけで角栓は取れない?適切な角栓のケア方法とは

鼻や頬に目立つ角栓。鏡を見るたびに憂うつな気分になる人も多いのではないでしょうか。
取り除いてもいつの間にかたまっているため、毛穴シートなどを使って定期的に除去している人も多いようです。しかし、角栓は適切な処置をしないとかえって症状がひどくなってしまうこともあります。
そこでここでは、角栓の予防方法と改善に役立つケア方法について解説します。

そもそも角栓の正体とは

角栓の正体は、古い角質や未成熟な角質細胞と皮脂が毛穴に詰まってできるものです。皮脂は皮膚から水分が蒸発するのを防いで保湿する役割があります。それと同時に、皮膚に存在する常在菌のエサとなって分解され、それによって生じる脂肪酸が皮膚の表面を弱酸性に保つ役割を担っています。

一方で角質は、皮膚のターンオーバーによって生まれるものです。皮膚のターンオーバーが正常な場合は、角質や皮脂が毛穴に詰まって角栓ができたとしても、ターンオーバーとともに自然にはがれ落ちます。しかし、なんらかの原因でターンオーバーが乱れると角栓がはがれにくくなり、毛穴にとどまった角栓が目立つようになってしまいます。


角栓がはがれにくくなる理由のひとつが、肌の表面に残ったメイク汚れ���す。自然な皮脂や角質の上にメイクが汚れとなってフタをしている状態になり、皮脂をエサとするニキビ菌などが繁殖します。ニキビ菌の繁殖は肌に炎症を起こす原因にもなりますし、皮脂が酸化すると黒ずむため毛穴の黒ずみの原因にもなりますので注意が必要です。

また、角栓を無理やりはがすなどの間違ったケア方法も、角栓を目立たせる原因になります。角栓を無理にはがすと、肌は皮脂が足りないと勘違いして新しい角質や皮脂をもっと多く作ろうとします。すると、さらに未成熟な角栓が生み出されてしまいます。

皮脂の分泌量が増加して角化が進むのは、男性ホルモンの分泌が盛んになることにも原因がある場合があります。男性ホルモンの分泌は卵胞ホルモンの分泌と大きくかかわっており、ダイエットやストレスなどで卵胞ホルモンが減少すると男性ホルモンが多くなる仕組みです。また、女性ホルモンのなかでも黄体ホルモンは皮脂の分泌を高める作用があります。特に排卵後から月経までは増加する傾向にあるため、この時期に毛穴詰まりやニキビに悩まされる人が多くなります。


角栓はクレンジングで落とせる?

結論から言えば、クレンジングで角栓を除去することはできません。クレンジング剤は油汚れを落とすためのアイテムです。一方、角栓の70%は角質と同じくケラチンと呼ばれるタンパク質でできているため、クレンジング剤によって溶けることはありません。

角栓が目立ってくると、なんとか取り除こうとしてピンセットや毛穴パックなどで無理やり取ってしまう人がいます。しかし、無理やり取ることで肌を傷つけてしまい、かえって角栓の材料となる角質や皮脂が増えてしまうおそれがあります。


本来、角栓は皮膚のターンオーバーとともに自然とはがれていくものなので、特に無理やり取らなくてはいけないものではありません。また、角質と同じように肌を保護する一面もあるため、角栓を取り除くことによって外部からの異物や細菌の侵入を防ぐという役割を果たせなくなってしまいます。角栓は一度に取り除こうとするのではなく、目立たなくするケアが必要なのです。そして、角栓を目立たなくするためには、適切なケア方法を行うことがなによりも大切です。


角栓ケアは保湿から

角栓を作る原因のひとつが、肌の乾燥です。肌が乾燥すると皮脂の分泌量が過剰になり、肌の角質もかたくなってしまいます。また、かたく乾燥している肌は毛穴の伸縮も悪いため過剰に分泌された皮脂を外に排出することができずに、毛穴にたまって角栓になります。

肌を乾燥から守るためには、洗顔後の保湿ケアをしっかり行い、肌を乾燥させないことが大切です。また、角栓を少しでも減らそうと洗顔の回数を増やすことも、肌の乾燥リスクを高めます。顔の洗いすぎに気をつけて、肌にとって必要なうるおいを落としすぎないように注意しましょう。


毎日使うクレンジングや洗顔料は、適切な量を守って丁寧に行うことが大切です。皮膚はとても薄くてデリケートなため、ごしごしこすってはいけません。洗うときは力を入れずに、指の腹を使ってくるくると円を描くようにして落としていきます。クレンジング剤が肌に残ると肌を傷める原因となります。

クレンジングのあとには洗顔料を使って洗顔するように心がけましょう。また、洗顔料の洗い残しも角栓をため込む原因となるため、最後はぬるま湯でしっかりと洗い流しておくことが大切です。特に髪の毛の生え際や顎などは洗い残しの多い場所です。丁寧にすすいでおきましょう。

角質が気になるなら角質ケアを

古い角質をためないためのスペシャルケアとして、ピーリングやスクラブを使った洗顔を取り入れるのもおすすめです。

ピーリングとは、酸を使って角質を溶かすケア方法のことです。ピーリングに使われる酸はクエン酸、リンゴ酸など肌への刺激が少ないフルーツ酸が多く使われています。ピーリングを行うと古い角質と同時にメラニンを取り除くことができるため、ニキビ跡やシミを薄くし、くすみを改善させる効果も期待できます。毛穴の黒ずみで悩んでいる場合は特に効果的なケア方法です。ただし、やりすぎは肌を傷める原因となるため、ピーリングを行うのは月に1回くらいにとどめましょう。

スクラブとは、小さな粒で肌の表面を摩擦して古い角質や汚れを吸着し、洗い流すケア方法です。スクラブの場合は、使われているスクラブ素材の粒子の大きさが異なるため、自分の肌に合った成分のものを選ぶことが大切です。塩や砂糖のほか、植物の種子や泥、米ぬかなどを使ったものがあります。効果的なケア方法ではありますが、ごしごしこすると肌を傷つけるおそれがあります。力を入れずに指先で軽く円を描くように洗顔し、やりすぎないように注意しましょう。毎日使うのではなく、週に1~2回程度の使用がおすすめです。


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