1.スキンケアアイテムとして使える
オーガニックのBBクリームの1つ目のメリットは、スキンケアアイテムとして使えることです。BBクリームに限らずオーガニックコスメは、植物原料の力などを用いて、肌が本来持っている美しさを引き出すことを目的につくられています。そのため、原材料や成分にこだわっており、紫外線吸収剤など肌への負担が大きくなりがちな化学成分を可能な限り避けています。紫外線吸収剤は、紫外線を吸収して化学的に処理することで日焼けによる肌への影響を減らします。化学合成された成分であること、紫外線を処理する過程で熱が発生することなどが肌の刺激になります。一方、オーガニックコスメに配合されている日焼け止め成分は、一般的に紫外線散乱剤が多いのが特徴です。紫外線散乱剤は、紫外線を肌の表面で反射させて肌からの吸収を抑えるため、肌への負担は少ないと考えられています。
有機農法で栽培された作物を原材料にしているBBクリームには、ポリフェノールやフィトケミカルなどの美容成分がたくさん配合されています。フィトケミカルとは、抗酸化力や免疫力をアップさせる効果が期待できる成分です。フィトケミカルを豊富に含むものを人が摂取すると、健康の維持・改善に役立つと考えられています。有機農法で栽培された作物が持つ抗酸化力や免疫力は、通常の農法で栽培された作物よりも高いことが知られています。毎日肌に直接つけるものだからこそ、スキンケア効果の高いオーガニックのBBクリームをおすすめします。
2.クレンジング時の負担が少ない
オーガニックのBBクリームの2つ目のメリットは、クレンジング時に肌への負担が少ないことです。
クレンジング剤は毛穴の奥にある汚れもしっかりと落としてくれますが、そのぶん肌に残しておきたい皮脂まで落としてしまいます。皮脂は肌のバリア機能を助ける役割も果たしているため、皮脂の落としすぎは肌トラブルの原因になります。カバー力の強い一般的なBBクリームは油分や肌色顔料が多く含まれています。油性の成分は水と石鹸だけでは落ちにくいので、洗浄力の強いクレンジング剤が必要になることもあります。
一方、オーガニックのBBクリームは油分の配合が抑えられているため、石鹸で落とせるほど簡単に落ちるものが多いのです。洗浄力の強いクレンジング剤を使わなくて済むため、肌への負担を大きく減らせます。
ただし、オーガニックのBBクリームも油分がゼロではありません。ファンデーションの役割を果たす以上は油分も入っていますので、石鹸だけでは十分に汚れが落ちない場合もあるでしょう。落ちない汚れがたまることで毛穴が詰まり、黒ずみやニキビの原因になることもあります。肌への負担が少ないといわれているミルククレンジングやクリームタイプのクレンジング剤を使って、しっかりと汚れを落とすことが大切です。