顔の肌荒れを防ぐのと同じように、手荒れを防ぐ基本は保湿です。まずは、頻繁にハンドクリームを塗り直しできるような環境を整えましょう。洗面所や化粧ポーチ、枕元やリビングなど目につく場所にいくつかハンドクリームを置いておくのがおすすめです。
環境を整えたら、いよいよハンドクリームを手に塗っていきます。ハンドクリームを塗る前にはちょっとした準備運動をしてみましょう。寒い時期はいきなりハンドクリームを塗り広げようとしても、うまく伸びないことがあるからです。
最初に手のストレッチなどをして血行をよくしてから塗るとクリームの伸びがよくなり、塗りムラの防止につながります。手のストレッチは簡単なもので問題ありません。両手を組んで手首を回したり、手を閉じたり開いたりするだけでも大丈夫です。指を手の甲側に反らしてみてもいいしょう。
手が温まったら、化粧水で手を保湿します。顔と同じようにクリームを塗る前に化粧水でたっぷり保湿すると、ハンドクリームの浸透がよくなります。
準備ができたら、ハンドクリームを塗りましょう。最初に手肌全体にハンドクリームをなじませていきます。手のひらではなく、手の甲にたっぷりとハンドクリームをのせて反対の手で指先までまんべんなく広げるのがポイントです。
両手にハンドクリームが行き渡ったら、続いてマッサージをしていきます。指の1本1本を反対側の手の親指と人差し指でつまみながら押していきます。指の付け根から指先に向かって、小さな円を描くようなイメージで押していくとよいでしょう。
つぎに、親指と人差し指の間の水かきの部分を反対側の親指で押してマッサージします。指圧することでコリがほぐれてリラックスする感覚を味わえるでしょう。ここまでマッサージをしていくと、手はだいぶ温まっているはずです。最後に爪や爪の周りにハンドクリームをすり込むようにして保湿します。乾燥しやすい指先のポイントケアで、ささくれや爪の割れを予防する効果が期待できます。