スキンケアは保湿が重要!季節を問わずにケアする必要性は?

テレビや雑誌などでも、スキンケアといえば保湿が大切といわれています。しかし、実際のところどうして保湿が重要なのか、どのようにしたらうまく保湿ケアできるのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、スキンケアにおいて保湿が必要な理由と、保湿することで得られる肌の効果などについて紹介します。

スキンケアで保湿が重要な理由とは?

肌には本来、3つの因子によって保湿成分をつくり、角質層内に水分を蓄えておく力が備わっています。それが、天然保湿因子(NMF)と細胞間脂質、皮脂膜の3つの成分です。天然保湿因子(NMF)は約半分がアミノ酸で出来ており、角質層の中で水分を含んで保持する役割をしています。一方、細胞間脂質には、セラミドやコレステロール、遊離脂肪酸などの成分が含まれており、角質細胞をつないで肌の水分を留める役割です。また、皮脂膜は、肌の表面に膜を張り、水分の蒸発を防ぐ役割を担っています。この3つを合わせて肌のバリア機能と呼びます。この3つは肌を健やかに保つために欠かせない成分であり、どれを失っても肌のバリア機能は作用しません。


しかし、乾燥した環境で肌の水分が蒸発したり、皮脂の分泌量が少なかったりすると、角質層にすきまが出来て、バリア機能が弱くなってしまいます。また、加齢による皮脂の分泌量の減少や、天然保湿因子と角質細胞間脂質の減少などもバリア機能を低下させる原因です。さらに、クレンジングや洗顔などで肌を覆う皮脂膜が取り除かれ、皮脂膜が薄い状態が続くと乾燥の原因になってしまいます。こうした足りなくなったバリア機能の成分を補うことが保湿の役割です。角質細胞間脂質の主成分であるセラミドが配合された化粧水で肌に水分を補給したり、失われた皮脂のかわりに乳液やクリームなどで油分を補給したりします。


また、バリア機能の低下は、ターンオーバーの乱れとも関係しています。通常、ターンオーバーは28日周期で行われますが、乾燥によってターンオーバーの周期が早まると、未熟なままの細胞が表面に押し上げられ、肌のキメが乱れて水分を蓄える能力が低くなってしまうからです。キメの乱れた肌は見た目にもゴワゴワしています。保湿をきちんと行うことで、ターンオーバーの周期を正常に保ち、肌のキメを整える効果も期待できます。


保湿のスキンケアは季節を問わず行ったほうが良い?

冬は乾燥するからしっかり保湿を行うけれど、夏は皮脂でべたつくので保湿は必要ないと思っている人も多いのではないでしょうか。実は、暑い時期でも冷房や汗の蒸発によって肌の水分は奪われやすくなっています。肌のべたつきをうるおいと勘違いして保湿をさぼっていると、知らないあいだに水分が減って肌内部の乾燥が加速してしまうのです。表面はべたついているのに肌の内部が乾燥している状態の肌は「インナードライ」と呼ばれています。


インナードライは、乾燥によって肌の水分量が低下し、水分流出を防ごうとして肌が皮脂を過剰に分泌することで起こります。皮脂の過剰分泌はニキビや肌荒れなどの原因にもつながるので注意が必要です。また、日差しが強い季節以外にも、紫外線やエアコンの風など、さまざまな影響でダメージを受けています。こうした刺激や乾燥から肌を守るためにも、保湿は毎日行うようにしましょう。


保湿にポイントをおいたスキンケアのコツとは?

保湿にポイントをおいたスキンケアを心がけたいときは、とにかく乾燥を予防することが大切です。特に風呂上がりや洗顔後の肌は、皮脂が失われているだけでなく、キメが乱れて水分が蒸発されやすい状態になっています。洗顔後は時間を空けずにすぐに保湿を行うようにしましょう。少しでも乾燥を防ぐために、洗顔してから入浴するのではなく、上がる直前に洗顔するのがおすすめです。


化粧水をつけるときは、手のひらで少し温めてから、プレスするようにつけていきます。このとき、ごしごしこすると肌に刺激を与えてしまうので気をつけましょう。時間をかけて優しくなじませるのが大切です。また、使用量を一度に全部つけようとするのではなく、何回かに分けて丁寧になじませましょう。小鼻のまわりや口元など、特に乾燥が気になる場所には重ねづけが効果的です。化粧水が十分浸透してから美容液を使用するようにしましょう。


美容液もいろいろな種類がありますが、乾燥が気になる場合は高保湿タイプのものを選ぶのがおすすめです。化粧水は水分を素早く補給するためのもので、美容液は肌に有効な美容成分を届けるためのものです。美容液は、自分の悩みに応じた成分が配合されているものを選ぶようにしましょう。最後にクリームで蓋をします。油分で被膜をつくることで失った肌バリアを補いましょう。


保湿のスキンケアで話題のオイル美容とは?

乾燥しがちな肌やうるおいの少ない肌の人に、注目の美容法として話題を集めているのがオイルを使ったスキンケアの「オイル美容」です。オイル美容には、外部からのダメージや水分の蒸発を防いで、ターンオーバーを正常に導くことが期待されています。また、ホホバオイルに含まれる「ミスチリン酸」やオリーブオイルに含まれる「クロロフィル」や「オレオカンタール」など、オイルには抗炎症効果があるものも多くあり、乾燥による肌の炎症を抑えるのにも向いています。肌が乾燥しすぎると赤みがでてヒリヒリすることもあるので、そうなる前にしっかり油分を補うことが大切です。


オイル美容でおすすめなのが、ブースターオイルとしての使い方です。ブースターオイルには、乾燥でがちがちになった肌を和らげ、次に使うスキンケア製品が肌に浸透しやすくする役割があります。クレンジングでメイクを落としたあと、洗顔料をしっかり泡立てて洗顔を行い、次にブースターオイルで肌を整えましょう。肌を優しくマッサージしたら、化粧水美容液クリームの順番にケアしていきます。最初に足りない油分を補うのがポイントです。


1年中保湿対策は必要!うるおうスキンケアで健康な肌を目指そう

肌の乾燥は気がつかないうちに進んでいます。乾燥していると感じたときには、すでにかなり水分を失っている可能性もあるので注意が必要です。肌を乾燥ダメージから守るためには、空気が乾燥する季節だけでなく、1年中保湿するように心がけましょう。特に、水分だけでなく、油分もバランスよくとることが大切です。今回紹介したスキンケアのポイントをおさえて、1年中うるおいのある健康的な肌を目指しましょう。

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