オーガニックのリップバームは、唇をいたわりながらうるおいも与えてくれる頼もしいアイテムです。適切な使用法でないと十分な効果を得られない場合もありますので、使い方のポイントをみていきましょう。
まずは、温めてから使うことです。リップクリームでも同じですが、リップバームも温度が低いと固まりやすい性質を持っています。もともとリップバームはテクスチャが硬めです。唇の皮は非常に薄くてデリケートであり、摩擦により強い力を加えてしまうとダメージが蓄積してしまうでしょう。容器からリップバームを取ったら、直接唇に付けずに手に取って体温で温めましょう。リップバームが温まってから唇に付けると、摩擦を軽減できます。
リップバームを塗るときに口紅を塗るのと同じ要領で、横方向に塗っている人が多く見られます。実は、これは唇にダメージを与える塗り方になってしまいます。それは、唇をよく見てみると、唇には縦方向にシワが入っているからです。そのシワに反して横方向に塗ってしまうと摩擦によるダメージを受けやすくなってしまいます。リップバームを塗るときは、縦方向に塗ることで唇への負担を減らし、成分をしっかりと行きわたらせることができます。
唇が乾燥している、もっときれいな唇になりたいと小まめにリップケアしている人も多いでしょう。唇の保湿ケアは大切ですが、リップバームの塗りすぎには要注意です。それは、リップバームを塗るときに摩擦が起こってしまうからです。ベストな回数は1日5回程度だといわれています。洗顔後や歯磨き後、食後など唇が乾燥しやすいタイミングで塗るようにしましょう。また、唇だけでなく口周りはよく動かすパーツで乾燥がすすみやすい部分です。保湿効果の高いリップバームだからこそ、唇だけでなく口角など口周り全体のケアに使用できます。