ボディオイルに使われる代表的な植物オイルの種類とその特徴を見ていきましょう。
アルガンオイルは、モロッコの過酷な環境下に生えているアルガンから絞ったオイルです。オリーブオイルの4倍~10倍ほどのビタミンEが含まれているため、アンチエイジング効果を期待できるといわれています。高い保湿効果や肌を柔らかくするはたらきがあり、ターンオーバーを正常化やシワの予防を期待する人にも向いています。
ホホバオイルも半砂漠地帯で育つホホバから抽出したオイルです。南カルフォルニアやアリゾナ、メキシコなどの砂漠地帯に多く生えています。そうした性質から、ホホバはとても熱に強いのが特徴です。成分が肌の成分と似ているため浸透力にすぐれており、すべての肌質の人に合います。保湿能力が高く肌を柔らかくするはたらきがあるので、シミやシワの予防、妊娠線対策に向いているでしょう。かぶれやひび割れにも使える万能のオイルです。ヘアケアにも使えます。
ローズヒップオイルは、ローズヒップの木になる果実からとったオイルです。ローズヒップオイルは肌のハリや弾力をアップしシワを予防、肌の再生、保湿、栄養補給などが期待できますが、酸化しやすいという特徴があります。
カレンデュラオイルは、カレンデュラの花をオイルに漬け込んだオイルです。花のオレンジ色はオイルにも溶け出すため、カレンデュラオイルはオレンジ色をしているのが特徴です。オレンジ色の成分はβカロテンで、高い抗酸化作用を期待できます。マイルドで刺激が少なく、傷や炎症の修復、肌トラブルの対応に向いています。
スイートアーモンドオイルは、マッサージで利用される一般的なキャリアオイルのひとつとして知られています。高い保湿作用があり、日焼け肌を鎮めてくれたり、炎症を抑えてくれたりするはたらきがあります。
アボカドオイルはアボカドからとれるオイルです。ネイティブアメリカンはアボカドを食べるだけでなく、スキンケアやボディケアに使っていたといわれています。保湿力が高く、豊富に含まれているビタミンEがシワなどの防止になるほか、細胞の再生を促進してくれる作用が期待できます。肉割れや妊娠線を予防するポイント保湿にも有効です。