ホホバオイルは単体でそのまま使っても、ほかのオイルとブレンドしても使うことのできる使い勝手のよいオイルです。オイルには肌の汚れを落とすはたらきがあり、ホホバオイルもクレンジングとして利用することができます。保湿作用の高いホホバオイルは、肌に必要な油分を保ちながら、ニキビや角栓の原因になる汚れをきれいに洗い上げることが可能です。
また、さまざまな肌質タイプに適したホホバオイルは美容オイルとしても優秀なアイテムです。基本的には化粧水のあとにオイルを3~4滴なじませ、その後に美容液、乳液、最後に再びオイルを1~2滴つけるという順番がおすすめです。ここまでしっかりとケアをすれば、しっとり、ふっくらとした肌になります。オイルが足りないと感じるときは、1滴ずつ足して付けすぎることがないようにしましょう。
反対に夏場など肌のベタつきが気になる時期には、美容液以降のケアを省略してもかまいません。自分の肌質に合わせて、オイルの量を調整してください。
オイルは化粧水のあとにつけるのが一般的な方法ですが、プレ化粧水として化粧水の前に使うのもおすすめです。化粧水の前にホホバオイルをつけると、化粧水の浸透がよくなり肌の中の水分と油分のバランスが整います。オイルのなかには、表面に膜を張ってしまい化粧水の浸透が悪くなるものもあります。しかし、皮脂とほぼ同じ構造のホホバオイルは、ほかのオイルとは少し異なる特徴を持っていると言えるでしょう。ホホバオイルを使うかどうかで肌のモチモチ感は断然異なります。ぜひ試してみてください。
ホホバオイルをヘアケアに使うには、いくつかの方法があります。1つはシャンプーの前にホホバオイルで頭皮マッサージを行う方法です。
シャンプー前にヘアケアするときは、髪の毛をブラッシングした後に少量のホホバオイルを手にとって、頭皮全体にマッサージしながらなじませていきます。オイルが全体に行き渡ったら、残ったオイルを毛先まで全体に塗り伸ばします。シャンプー前にオイルでマッサージすることで、頭皮を毛穴からきれいにすることができ、コンディショナーがいらないほど髪のツヤを感じられるようになるでしょう。頭皮をマッサージすることで、血行をうながしたり、頭皮のコリをほぐしたりすることができます。なお、ホホバオイルは水になじまないので、手と髪が乾いた状態でオイルをなじませるのがおすすめです。
もう1つのヘアケアの方法は、髪を乾かす前のトリートメントとして使うものです。肌なじみがよいホホバオイルは、自然なツヤが出ます。毛先を中心にドライヤーの前にホホバオイルをつけましょう。その後にしっかりと乾かします。髪の痛みが激しい人や、髪が長い人は洗い流さないトリートメントと一緒に混ぜると、よりしっとりします。ホホバオイルを出しすぎてしまったときは、顔のケアやボディのケアに使えば無駄なく使うことができるでしょう。