世の中にはさまざまな種類の保湿剤があります。乾燥肌が気になる人は、皮膚の表面に膜を作って皮膚の水分の蒸発を防いでくれるオイルタイプがおすすめです。
たとえば、ホホバオイルは人間の皮脂の成分に近く、肌の負担になりにくいので乾燥肌や敏感肌の人にも向いています。
アルガンオイルは、ブースターとして適していて、その後に使う保湿の吸収も良くなります。アルガンオイルは酸化しにくいことでも知られているオイルです。オレイン酸やリノール酸など抗酸化作用の高い成分が多く含まれており、キメの細かなふっくらとした肌に導いてくれます。エイジングケアにも効果が期待できるでしょう。
乾燥肌の人はボディケアに使う保湿剤も肌への刺激が低いものを選ぶようにしたいものです。保湿剤としてオイルを使用するときは、オーガニック認証のついているものなら信頼できるでしょう。オーガニックオイルとは化学合成農薬や化学肥料を使わない有機農法で作られた作物を使用したオイルのことです。オーガニックオイルには、原材料の作物が持つ有効成分が高い濃度で含まれていますので、自然の植物が持つ働きを期待する人には向いています。オーガニック認証を取得している商品は、原材料だけでなく製造場所や製法についてもさまざまな厳しい決まりをクリアしたものです。ヨーロッパを中心に世界では、オーガニック認証機関が基準をクリアしたものに認証を行っています。しかし、日本にはオーガニック製品の認証を行う機関がありません。
オーガニック認証期間の中には、原料だけでなく低温圧搾の一番搾りだけを使用したものや、フェアトレードや生産国の雇用に貢献するなど独自の基準を設けているところもあります。オーガニック製品を選ぶことは地球環境に優しいだけでなく、社会貢献にもつながるといえるのです。単なる製品ではなくライフスタイルを買うという意識の高まりから、オーガニック製品は少しずつ支持を集めています。