シャンプーは髪を洗うことだと思っている人は多いでしょう。シャンプーの語源となったサンスクリット語にはマッサージの意味があります。つまり、シャンプーとは髪を洗うだけでなく、頭皮をマッサージし、頭皮の汚れを洗い落とすことも指しているのです。頭皮にはたくさんの皮脂腺がありますので、一日活動すると頭皮には余分な皮脂や汚れがつきます。シャンプーにはこれらを取り除いて、健康な髪を育む役割があることを知っておきましょう。
シャンプーにはさまざまな種類がありますが、成分や使い方によって分類することができます。成分を気にする人の候補になるのは、オーガニックシャンプーやノンシリコンシャンプーです。
オーガニックの認証がついているシャンプーは、化学合成の農薬や化学肥料を使わずに栽培された作物から抽出された成分を中心にして作られています。植物の持つ自然由来の成分がたっぷり含まれているので、人工的な成分を避けたい人に支持されています。
ノンシリコンシャンプーとは、その名の通りシリコンが配合されていないシャンプーのことです。シリコンは静電気やきしみを抑えるために配合されており、髪をしっとりしてくれる働きがあります。反面、頭皮の毛穴づまりや髪のダメージの原因として指摘されるケースもみられます。ほかにも、オイル系やアミノ酸系があります。
使い方でみてみると、頭皮のケアをしたい人にはスカルプシャンプーというものがあります。毛穴の余分な皮脂や汚れなどを落とし、フケやかゆみを防いでくれるので髪の毛の土台である頭皮の状態を健やかに保つ効果が期待できます。髪のパサつきや広がりが気になる人に向いているのは、ダメージケアシャンプーやオイルシャンプーです。傷んだ髪を修復する成分が配合されています。
保湿効果を期待するなら、オイルシャンプーやノンシリコンシャンプーが適しているでしょう。