多くの種類がある洗顔料は、自分に合うものを選ぶことが大切です。洗顔料を選ぶうえでのポイントとして挙げられるのは、洗顔後の仕上がりです。しっとりとした仕上がりを目指すのか、さっぱりとした仕上がりを目指すのかによって洗顔料の種類は違ってきます。同じ種類でも、仕上がり別に違うタイプの洗顔料が販売されているケースも多くあります。仕上がりについては、好みに合わせて選んでいくといいでしょう。
また、洗顔料の種類によって保管の方法が違うことも選定ポイントです。種類によっては保管しやすいものと保管しにくいものがあるため、生活スタイルや性格に合わせて選ぶと効果的となります。
例えば、せっけんやパウダータイプは水がかからないように保管する必要があります。水がかかるとふやけてしまったり、使えなくなってしまったりするからです。一方で、洗顔フォームや液体洗顔料は容器に比較的保管しやすい種類といえます。毎日使うものだからこそ、保管しやすいかどうかも選ぶうえで大切となるのです。
しかし、使いやすさ以上に大切となるのが肌質を考慮して選ぶということです。肌質は人によってそれぞれ違うため、洗顔料もいかに自分に合うかを重視する必要があります。配合されている成分は洗顔料それぞれで違うので、肌質に合わないものは使用を中止しましょう。多くの種類がある中でも、天然原料を使用している洗顔料は比較的どんな肌質の方でも使いやすいと思われます。肌質を考慮するのならば、オーガニックの天然原料を使った洗顔料から使ってみて肌の様子を見るのも効果的です。
洗顔せっけんは、固形タイプでさっぱりとした仕上がりが特徴です。つるっとした仕上がりになるなど、洗顔フォームにはない魅力があります。そんな洗顔せっけんは、両方の手でせっけんを持ち、10~15回ほど転がすのが適量の目安となります。適量を手に取ったら、せっけんを置いて両手を合わせて数回円を描きましょう。そして、利き手ではない手に泡を集め、この泡をどんどん泡立てていきます。水やぬるま湯を少しずつ加えて、泡を溶くイメージで泡立てていくのです。そして、十分な泡が立ったら顔にやさしく乗せます。可能な限り泡の弾力で顔を洗い、肌に刺激を与えないように洗うことが大切です。
全体を丁寧に洗ったら、十分なぬるま湯でしっかりとすすぎます。すすぎ残しがあると肌荒れが発生する可能性があるため、細かい部分まで十分にすすぐことがポイントです。こうして洗顔が終わったら、せっけんの水気をしっかりと切っておきましょう。水にぬれたままの状態では、せっけんがどんどんふやけて使えなくなってしまいます。水にかからないようにするためにも、ケースに入れておくと安心です。
洗顔料にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や仕上がり、保管方法が違います。この中から、自分に合う洗顔料を探すことが大切なのです。そして、洗顔料は種類によって使い方も異なります。種類に合った適切な使い方をして、洗顔料それぞれのよさを引き出すように心がけていきましょう。