美容オイルを顔のケアに使用するときは、顔用のオイルを使うようにしましょう。それは、顔の皮膚はボディよりも薄くてデリケートだからです。繊細な部分に使うからこそ、質にもこだわって美容オイルを選びたいところです。美容オイルのパッケージなどをチェックしてみると成分表記などを見かけるでしょう。またオイルは酸化していくもので、酸化してしまったオイルだと肌にシミを作るなど悪影響を与える原因になります。肌への優しさや、肌をすこやかに保つためにもオイルの質は重要なのです。通常メーカーでは販売期限や使用期限を設けており、それに準じた販売を行っています。並行輸入や再販している会社などではそれを無視していることもあるので、注意が必要です。
また、顔用とボディ用とではテクスチャにも違いがあります。ボディは顔よりも面積が広いため、伸びの良さが求められます。そこで、顔用よりもテクスチャがさらりとしているタイプが多いのです。一方で、顔用のオイルは少しテクスチャが固めに作られており、保湿力を高めてくれるタイプが主流です。ボディでも顔のケアでも美容オイルに求める質感は、人それぞれ違いがあります。好みの質感のボディオイルやフェイスオイルを見つけるためにも、実際に試してから購入するのが確実です。
ボディオイルによる保湿作用をアップさせるためには、温めて使うのがコツです。それは、冷えたオイルは肌なじみがよくないからです。
ボディオイルは油分であり、冷えるとテクスチャが硬くなりオイルの伸びも悪くなります。冷えたオイルを無理に肌に伸ばそうとすると、摩擦が起き肌にダメージを与えてしまいます。さらには、伸びの悪さは厚塗りにもつながり、オイルが毛穴を塞ぎニキビなどの肌トラブルを引き起こすのです。また、必要以上にオイルの使用量が増えますのでコスパも悪くなるでしょう。オイルの温度はオイルの浸透力にも影響してきます。冷えたボディオイルをそのまま体につけると、毛細血管が収縮してオイルの浸透力が落ちてしまいます。
そこで、オイルを使用するのは体が温まっているお風呂上がりが最適です。お風呂上がりは体が温まっていて、ボディオイルが肌になじみやすい状態だからです。また、お風呂で体を洗って余分な皮脂や汚れを落としておくと、オイルの浸透を邪魔するものがありません。
しかも、適度に水分を肌に残しておくと、オイルの伸びも良くなります。オイルを肌につける前に、両手に取ったオイルを擦り合わせながら体温で温めるとさらにオイルのなじみがよくなります。お風呂上がりは急速に乾燥がすすむので、ボディオイルでなるべく早く保湿ケアをしましょう。